儂は年に数回だがボランティアで,児童館や公民館などの施設でイベントの手伝いをしている。2004年の12月も,ある施設でのクリスマス会の手伝いをした。子ども達がたくさん来る,サンタ隊が子ども達の前で踊る,サンタが子ども達にお菓子のプレゼントを配る・・・・と,子ども達にたくさん触れる機会ということで,子ども好きのアキラっちに行ってもらった。
 明朗快活元気一等アキラっちは子ども達にもうけが良く,儂もいつも異常に張り切ってアキラっちを演じた。。
 ・・・・そんな中,何人かの車いすに乗った重度重複障害のある子ども達の姿が目に入った。自分ではほとんど体を動かすこともできない子ども達・・・・。そんな子ども達でも,アキラっちをじっと見てくれたり,わずかに動く手でアキラっちの手に触ろうとしたり,逆にアキラっちを怖がって体をよじったり・・・・。(アキラっちを怖がった子にはやりすぎたかな,悪かったな,と思ったが,「怖い物を怖いと思って,それを誰かに伝えようとするのも,この子にとっては大事なことなんです」と,言って下さったその子のお母さんの言葉が深く心に残りました)
 たかが着ぐるみ,されど着ぐるみ。儂が着ぐるむことが,少しでも誰かのためになるなら・・・・誰かの生きる力の助けになるなら・・・・。

(2004年12月撮影)