● SABERLION(ライオン型)砲撃戦仕様試作機 ※セイバリオン
全長:8.5m
全高:6.0m
重量:21.5t
最高速度:225.0Km/h(AZ砲装備時:105.0Km/h)
主な装備:ハイフリークエンシブレード×3(頭部・頬部),レーダーイヤー×2(頭部),3連装マイクロパルスレーザーガン×2(頬部),センサーアイ(頭部),ハイフリークエンシファング(口腔部),ハイフリークエンシクロー×4(脚部),スモークディスチャージャー×2(後脚部),後方警戒センサー(尾部),AZ30mm2連装ビーム砲,(背部),AZ35mm衝撃砲(背部)
備考:高性能量産機である鉄竜騎兵団超小型ゾイドを参考に開発された,共和国軍の市街戦(ゲリラ戦)用の最新鋭機であるセイバリオンの砲撃戦仕様試作機である。予定では,市街に侵入する敵を長距離から砲撃,その後は背部のAZ砲を排除し白兵戦に対応するはずであった。しかし,長距離スコープを兼ねたセンサーアイの精度が十分ではなかったこと,小型のジェネレーターではAZ砲の威力が低い上に発射回数が限られること,AZ砲を装備した状態では自重のため機動性が著しく低下することなどから,試作機1機のみが作られただけで計画は中止された。本機は計画中止後,装備を一般仕様に戻されセイバリオン4号機として実戦配備されている。



左側側面。AZ35mm衝撃砲は実態弾で,装弾数は5発と少ない上に,発射の衝撃も大きい。
右側側面。AZ砲はシールドライガーの物を流用しているあたりが,いかにも試作機である。
正面。センサーアイはゴーグルタイプの物に換装している。
口腔内には共和国軍特有の○印にマイナスモールドの謎のパーツが・・・・・・。
超小型ゾイど゛だからといって,足の裏側や内側がスカスカでは可哀想です。
背部後方から。背負ったAZ砲がいかにも重そうですね。

ハイフリークエンシブレード展開状態。
尊敬する先輩と記念撮影。

 このセイバリオン。箱を開けた瞬間,誰もが食玩を思わせる成形色に「!?」と感じたと思います。しかし,デザインとキットの出来自体はいい物だと思います。そこで今回は塗装とちょっとした改造で攻めてみることにしました。主な改修点は・・・・・・
@頭部のハイフリークエンシブレードの穴の多さに閉口。これをアルテコSSP-HGで塞ぎました。
A口腔内がガランドウなので,○印にマイナスモールドのパーツと舌(?)のパーツを自作。
B足の内側にプラ棒等でディティールを追加。足裏をポリパテで塞ぐ。
C背部が直線的なので,コクピット脇にスプリングパイプを取り付け曲線をつける。
Dデュアルセンサーアイが共和国軍らしくないので,ゴーグルタイプに変更する。
E飛び道具が無いのは寂しいので背部に大砲をつける。(他のゾイドや流用パーツから)
Fその他,尻尾の先に真鍮線をつけたり,頭部などにチョコチョコっと,流用パーツでディティールアップ。
G塗装は,シルバーをベースに,クリアの青と緑を混ぜた物,黒鉄色等を薄く塗り重ねました。(全てラッカー系塗料)
H足の軸受けを削って,足をハの字に開いて踏ん張ったポーズがとれるようにする。
Iデカールは,キットの物は使わず,1/72の戦闘機の余った物を使いました。

 いろいろ物議を醸し出しているセイバリオンですが,塗装と足をハの字に開くようにするだけでも,とても見栄えがよくなると思いますが,いかがでしょうか?

(2002.5.上旬完成)