● GUN SNIPER(ガンスナイパー・カスタム機) テクニカルデータ
全長:12.4m(※ワイルドヴィーゼルユニット除く)
全高:7.3m(※)
重量:25.8t(※)
最高速度:200.0km/h(ワイルドヴィーゼルユニット非装備時)
主な武装:
バイトファング(口腔部),ハイパークロー×2(腕部),ストライクハーケンクロー×2(脚部),3Dセンサー(頭部),マルチブレードアンテナ×2(頭部),イオンチャージャー(背部),ビームマシンガン×2(腕部),AZ80mmビームガン(腹部),AZ144mmスナイパーライフル(尾部),オールレンジデュアルセンサー(尾部),3連装ミサイルポッド×2(背部),ニードルミサイルポッド×2(腕部)
ワイルドヴィーゼルユニット武装:
レドーム,AZ144mm2連装パルスレーザーガン×2,AZ180mm2連装ビームガン×2,5連装大型ミサイルポッド,AZ200mmビームガトリングガン,エネルギータンク×2


※上の画像をクリックすると,完成品を各角度から見られます。
 ヘリック共和国軍,第2装甲師団・第7強襲戦闘隊所属のガンスナイパー33番機である。オールラウンドに活躍できるガンスナイパーにワイルドヴィーゼルユニットを搭載することで,索敵能力,ECM/ECCM能力,攻撃力を強化。さらに,ビームガトリングガン,大型ミサイルポッド等を搭載することで,攻撃力は飛躍的に向上した。また,センサー類も通常の物に比べて高性能の物を搭載することで,着弾率もアップしている。
 しかし,関節部の強化やジェネレーター出力をアップしているとはいえ,あまりにも過積載となったワイルドヴィーゼルユニットを背負っているために,機動性は著しく低下し,格闘戦には向いていない。そのため,初期戦闘に於いては,その索敵能力と攻撃力を生かして,中・長距離攻撃を主体とした『移動砲台』的役割を担うことが多い。ワイルドヴィーゼルユニットの砲弾を撃ち尽くした後は,ユニットを排除して通常の格闘戦を行う。
 本機のパイロットは「ノハール=ラジャスタン」少尉。ラジャスタン少尉は,元々は空挺部隊の所属であったが,ガンスナイパー用のフライトユニットのテストパイロットとなったのを機に,装甲師団に転属。以降,このカスタマイズされたガンスナイパーを愛機としている。



@今回の改造のコンセプトは『首を可動させて,前傾姿勢をとらせてみよう』です。ということで,首の付け根にクランク型の可動軸を取り付け,真鍮線等で軽くデコレーションしました。また,首を前に倒した際に干渉しないよう,胸の部分を開口しました。A顎が大きく開けるよう,顎付け根のストッパーを削り落としました。また,口の中には共和国軍ゾイド特有(?)の謎の円盤部品を取り付けてみました。顎付け根の部分もカットし,ボールジョイントを組み込みました。首元がちょっと寂しかったので,ジャンクパーツでちょこっとディティールアップしました。
B通常の頭部位置。アンテナ部にも真鍮線でちょっとお飾りを付けてみました。C首を倒して頭部を上げた状態。お飾りパーツのお陰で,そんなに違和感ないでしょ?
D600円ゾイドの宿命。足の内側がスカスカなので,プラ板を貼り付けて,外側を模したディティールを付けてみました。E腕部も内側をプラ板とポリパテで埋めました。また,肘の部分でカットし,ボールジョイントを組み込みました。これで腕の表情がぐっと広がります。
F尻尾は,先端が寂しかったので,プラ棒で延長。また,センサー部分がセンサーに見えなかったので,プラ棒や真鍮線でディティールアップしてみました。これでちょっとは格好良くなったかな?G背中のミサイルポッドですが,あまりにも出来がお粗末だったので,思い切ってモールドを削り取り,プラ棒で作ったミサイルを入れられるように穴を空けてやりました。また,『飛び出すバーニア』ギミックはオミットし,ボタンやネジ穴をパテ,プラ板で塞ぎました。
H両腕のビームマシンガンと腹部のビームガンは,先端をカットし,プラ棒,プラパイプで作り直しました。また,イオンチャージャーも先端を開口しました。裏側は,パテとプラ板で埋めました。Iワイルドヴィーゼルユニット,(ゴドスの余った部品の)エネルギータンクは,裏側の穴あき部分をパテ,プラ棒で埋めてモールドを付けてやりました。レドームの裏側も,プラ板で塞いでやりました。銃口は,ピンバイスで開口しています。
J自作の4連装ビームガトリングガン。ジャンクパーツとアルミパイプ,プラ棒,プラパイプで作りました。2連装ビームガンとは,ポリキャップで接続しているので,上下左右に動かすことができます。・・・・・・ちなみに,銃身は回転しません。(反対側に付く4連装大型ミサイルポッドは,ハセガワの1/72・VF-1バルキリーの武器セットのミサイルポッドそのまんまです。クランク型の可動軸で接続しています)


 発売された当初から,出来の悪さ(モールドの甘さ等)が指摘されていたガンスナイパーですが,本当にひどい出来でした。左右のパーツが合わない。モールドがダルい。ランナーとパーツの間に隙間がない・・・・等々。基本の形はいいんだけどねえ。ということで,左右に分割されたパーツは,接続のための軸を全て削り落とし,モールドを合わせて接着しました。首のパーツ等,接着面の隙間がひどい物は,パテで埋めています。
 塗装ですが,ベースはラッカー系塗料で塗りました。金属っぽさを出すために,全ての色に,黒鉄色,シルバーを少しずつ混ぜています。墨入れは,エナメル系の黒で行っています。
 デカールは,今回もキット付属の物は使わず,1/72の戦闘機と,1/35の戦車の余った物を使いました。デカールが乾いた上から,半光沢のクリアを軽く吹いています。
 本当は,足にもボールジョイントやポリキャップを仕込んで,『可動王・ガンスナイパー』状態にしたかったのですが,やっぱりゾイドは『動いてなんぼ』のものだと思うので,ゼンマイで『リアルに走行』のギミックは残しました。・・・・でも,ワイルドヴィーゼルユニットを背負った状態だと,さすがにバランスが悪いらしく,リアルに転倒し,手足をジタバタと動かしています。(哀れ)

おきまりの・・・・記念撮影!
お題目【腹違いの兄弟と】


(2001.10.31.完成)