● HEL−COMMANDER(HELCAT CUSTOM) テクニカルデータ
全長:14.2m  全高:5.0m  重量:24.6t  最高速度:205km/h
主な武装:小口径2連装レーザー機銃(胸部),AZ20mm2連装ビーム砲(腰部),2連装マイクロパルスガン(背部),AZ30mmビームライフル(尾部),スモークディスチャージャー×2(頭部),複合センサーユニット(頭部,背部),3Dレーダーアンテナ(尾部)
(備考)機動力,隠密性が高い上に,小回りが利き扱いやすい機体であるヘルキャットの特性をさらに向上させ,指揮官用にカスタマイズされた機体である。戦闘では常に前線に立って指揮をとることが多い指揮官に好まれて使われている。機体の損傷率が低く,生還率が高いのが特徴。


(左下)このキットの最大のネックが頭部の付き方だと思います。体から突き出した板の上に乗った作りで,まるで体と頭が離れているように見えます。(イグアンやゲーターも同様) この点を解消するために,板と頭部の突起(ジョイント部)を切り落とし,頭部の後ろと首のところにポリキャップを仕込んで,自然な形でつながって見えるようにしました。しかし,それだけだと首が細く,貧弱に見えるので,プラパイプでシリンダーを2本作り,安定感を出しました。また,コクピット部とヘルメット(?)の隙間が大きく,まるで「コーンヘッド」のように見えてしまうので取り付け位置を変えてコクピット部に近づけました。これによって,頭部が小さく見えて,格好良くなったと思います。また,プラパイプを使って,両頬にはスモークディスチャージャーを,額にはセンサーを取り付けてみました。
(右下)600円ゼンマイゾイドの宿命か,足の内側がスカスカ〜!・・・・ということで,自作しました。イグアンでは型取り・複製という方法で両足の内側を作りましたが,今回は主にプラ板を使いました。透明プラ板を当て,形をペンでなぞって切り取り,スジ彫りをしたり,ジャンクパーツでディティールアップしました。つま先の裏をふさぐのは,どうせ見えない箇所なので,パス!


(左下)イグアン同様,このヘルキャットも前から見るよりも,後ろから見る方が格好いいと思います。
 (右下)頭部にポリキャップを仕込んだことで,上下に若干,左右には大きく頭を動かせます。


デカールは,今回もキット付属のものは使わず,1/72の戦闘機の余ったものを流用しました。塗装ですが,「ドムみたいなカラーがいいなあ」と思っていたのですが,これが失敗! 塗料が乾くと,紫は意外なほど薄く,また,金属感を出すために吹いたクロームシルバーが妙に浮いてしまって,ちぐはぐな感じになってしまいました。同じような塗装の方法でも,使う色によって全然感じが違うんだなあ・・・・・。と反省させられました。ヘルキャットは,もうご愁傷様状態。

(2000.8.12)