アニメージュ文庫

1984年春発刊。102ページ。
映画公開直前に発刊されたもので,内容も映画版そのまま。巻末に映画版のスタッフ&キャストが載っているが,テレビ放送が始まった後も,映画版そのままの内容で発刊され続けた。(何故?)
1984年春発刊。94ページ。
「青い紅玉」と同時発売。やはり映画版そのままの内容。こちらも巻末に映画版のキャスト&スタッフが載っている。やはりこちらもテレビ放映後も,変わらぬ内容で発刊され続けた。(池田憲章って誰?)
1984年秋発刊。128ページ。
テレビ版でカットされたところを含めて掲載。巻末には設定資料の一部と,町田知之という方(誰?)のホームズに寄せての文,スタッフ&キャストが掲載されている。表紙のホームズが格好いいですね。
1984年秋発刊。128ページ。
「小さな依頼人」と同時発売。テレビ版でカットされたところを含めて掲載。巻末には,「モリアーティおもしろハンドブック」という,教授関係の設定資料,宮崎駿へのインタビュー等が掲載されている。
1984年冬発刊。120ページ。
テレビ版でカットされたところを含めて掲載。巻末には「ホームズとの関わりをめぐって」という,宮崎駿へのインタビューと,ただのかずみ(誰?)のイラストとコメントが掲載されている。
1984年冬発刊。120ページ。
「人質事件」と同時発売。テレビ版でカットされたところを含めて掲載。巻末にはイメージボードを使って構成された幻の第1話(笑)と「ホームズ地名辞典」,ふくやまけいこ(知ってる)のミニマンガ等が掲載されている。

 6巻それぞれに見どころ,読みどころがあって面白いのだが,個人的におすすめなのは,5巻「ミセス・ハドソン人質事件」の巻末に収録されている宮崎駿へのインタビュー記事。俗に言う”ホームズファン”が持つ宮崎駿のイメージと,宮崎駿本人のホームズに対する思い入れの差を,うかがうことが出来る。(もっとも,宮崎駿がホームズに対して冷めた思いを持っていたのは,以前から広く世間に知られていたことなのだが)
 個人的に好きなのは6巻「ドーバーの白い崖」です。これを元にして,WebStory”Fly Toward・・・・”を書きました。(アニメ版とは人物設定も世界観も全然違うけど・・・・)

下記に掲載したのは,初版本についていた帯です。

1,2巻についていた帯。映画公開直前の発刊だったで,映画に関した記事が書かれていますね。表側のナウシカはいいとして,何故ホームズではなく教授なの?
3巻についていた帯。”あの「ナウシカ」の宮崎駿がシャーロック・ホームズに挑戦”って書いてあるけど,ナウシカを作ったのは,ホームズの後ぢゃなかったっけ?結構いい加減なキャッチコピーである。
4巻についていた帯。この話に限らず,シナリオタイトルと放映タイトルの違いに笑ってしまいますね。これって,誰のセンスなんでしょうね?宮崎駿でないことだけは,確かだと思う・・・・。
5巻についていた帯。同時発売のタイトルの中に,「とんがり帽子のメモル」が。・・・・・・メモルって観たことないんだけど,偽スナフキンみたいなキャラクターが出ていたよね?
6巻についていた帯。ドーバー海峡の大空中戦ときたもんだ。まあ,いいけどね。儂は,この話に出てきた「トミー君」が,ホームズ雄キャラの中で,一番のお気に入りです。