● ゴジュラスMk,U 長長距離砲撃戦仕様(Golulas Mk,U)
(主な仕様) ※推定
本体全長:26.0m(ロングレンジバスターキャノン含長=44.2m)  全高:21.0m  重量:260.5t  最高速度:70Km/h
(主な武装) ※推定
ハイパーバイトファング,クラッシャークロー×2,TRZ20mmリニアレーザーガン(右腕肘部),ARZ20mmビームガン(左頬部),70mm2連装ヘビーマシンガン×2(腹部),パノーバ20mm地対空ビーム砲×2(尾基部),AMD30mm2連装ビーム砲(尾先端部),マクサー30mm他用途マシンガン×2(尾先端部),AZ4連装ショックカノン(左腕肘部),ロングレンジバスターキャノン×2(背部)


(機体解説)
ZAC2044年にロールアウトしたゼネバス帝国のデスザウラーに対抗すべく開発され,
同年共和国軍第5防衛大隊に配備された,「長長距離砲撃戦仕様」ゴジュラスである。
第5防衛大隊にはこの仕様のゴジュラスが,4機配備されたとされている。(506〜9)
このゴジュラスは,ロングレンジバスターキャノン発射の衝撃に耐えられるよう,関節等
各部を強化はされているが,基本的にはノーマルタイプのゴジュラスにロングレンジバ
スターキャノンを取り付けただけのものなので,機動性は著しく低下している。そのため
バスターキャノンは必要に応じて強制排除する事ができ,排除後は格闘戦に対応する
ことができるようになっている。(だが,ノーマルゴジュラス程の機動力は出せなかった)

2044年秋,デスザウラーを中心としたゼネバス帝国軍の侵攻に対し,第5防衛大隊は
エウロペ大陸を迂回し迎撃する作戦をとり,ミューズ森林地帯でデスザウラー,サーベル
タイガー隊と遭遇。ゴジュラス506〜508は部隊後方において,ゴルドスから送られてくる
データを元に,長長距離精密射撃で帝国軍に多大な損害を与えた。しかし,善戦した第
5防衛大隊も,デスザウラーの荷電粒子砲により壊滅状態に陥り,撤退。その際,506,
507番機は味方部隊の撤退を援護するために前線にとどまり,両機ともデスザウラーに
破壊されたと思われる。 「無敵」の名を欲しいままにしていたゴジュラスも,デスザウラー
には及ばなかったのである。このことが,後の対デスザウラー用ゾイド「マッドサンダー」の
開発へとつながっていくのだった。戦争は,まだ終わる気配を感じさせなかった・・・・。


ZAC2056年,ガイロス帝国に最終決戦を挑むべく進撃する共和国軍。部隊の
中には,第5防衛大隊の生き残り,ゴジュラス508,509号機の姿もあった。この後,
あの忌まわしき彗星衝突が起きるとは,この時はまだ誰も知る由がなかった・・・・。


ZAC2056年の事件により,戦争は未決着のまま集結。多くのゾイド達も喪われた。
しかし,あの大異変の中,ゴジュラス508号機は生き残り,共和国へと帰還。その後
ZAC2099年に勃発した西方大陸戦争において,共和国軍がオーガノイドシステム
を取り入れて開発した「ゴジュラス・ジ・オーガ」のためのテストベッドになったと伝え
られるが,真偽のほどは定かではない。508号機の行方は現在不明である・・・・。